10月
こんにちは!
ゼネラルマネジメント課デザイン担当の山田です。
今回は、私がデザイン担当として初めて大きな制作を行ったパンフレットについてのお話をしていきたいと思います。
現在、株式会社ムーブは株式会社ライフストリームホールディングスの子会社として会社経営を行っています。
今回は、ライフストリームホールディングスがこれから様々な場面で会社や自社サービスをアピールする際に使用するパンフレットを制作しました。
制作していく中で特にこだわったことが2つあるので、ブログを全2編とし、今回は前編としてそのうちの1つをお話できればと思います。
今回制作したパンフレットは、ライフグループと初めてお仕事をする企業などが「この会社いいな。ライフグループと仕事がしたい。」と思ってもらえる最初の手がかりとなるものを目指しました。
また、代表から「パンフレットを受け取った人の心にのこるような、なにかがほしい。」という要望がありました。
読んだ人の心にのこる仕掛け。
読んだあともライフのことを覚えていてもらうためのアイデア。
ただの会社紹介のパンフレットにならないように、ライフの企業理念とミッションを何度も読み、自分の中で理解を深め、ヒントを探していきます。
そして、いくつかの案を提出しました。
その中で最も自信があったものが、感温印刷を利用したデザインです。
感温印刷とは、気温や体温によりインクの色が変わる、というものです。
パンフレットを読み進めてもらい、ライフグループのことを知っていただく。
感温印刷の特色とライフグループのミッションである「心の体温を上げる」を掛け合わせ、ライフグループのことを知っていただいたときを心の体温があがっている状態とし、それを視覚的に表現しました。
アイデアを決め、次は感温印刷を行っている印刷会社を探しました。
何社かにお話を聞き、今回は東京都墨田区に会社を構える株式会社サンコーさんへお願いすることにしました。
制作の最中に、実際にサンコーさんへお伺いをし、感温印刷を使用した商品やその他の特殊印刷の説明をしていただきました。
感温印刷以外にも、魅力的な印刷方法や特殊加工がたくさんあり、こんな印刷してみたい!と想像がたくさん膨らみます。
さらに、実際に印刷所も見せていただきました!
当初の構想では、パンフレット自体に感温印刷を施す予定でしたが、サンコーさんより感温印刷のメリット・デメリットのお話をお伺いし、感温印刷を施したカードをパンフレットに差し込む形にしました。
カードを差し込む場所も、当初はパンフレットの表紙の真ん中の予定でしたが、パンフレットを持つときに必ず手が触れる裏表紙の左端に変更したことにより、意識せずともカードに触れることができ、感温印刷をより自然に楽しんでいただけるようにしました。
肝心の色が変わったあとのカードには、パンフレットを読んでいただいたのちの最後のメッセージとして、パンフレットの1ページ目のコピーとリンクさせた、少し前向きになれるような言葉を添えました。
コピーの話は後半で詳しくお話していきます。
デザインが完成したのち、サンコーさんに制作していただいたものが先日到着しました!
紙の種類や厚さ、感温インキの色の種類や色が変わる温度を細かくお話させていただくことができ、安心してお任せすることができました。
ここまで表紙の仕掛けについてお話してきました。
肝心の中身のお話は、また後日お話できればと思います!
今回、お力を貸していただいたサンコーさん、本当にありがとうございました!