2月
「 映像をもって感動と満足をお客様にお届けして社会に貢献する 」が
ムーブの理念だが、
さらに期待以上の感動をお届けするということは想像以上に難しい。
クオリティーでそこを追求し続けることは我々のミッションではあるが、
ホスピタリティの面で言うとなかなか容易なものではない。
なぜならばBtoB事業( 法人対法人 )では新郎新婦はお客様ではあるが
その前に式場やホテル様のお取引先があり、我々の一存で日程変更したり
値引きしたり特別なサービスをつけることはできないからだ。
すべてはプランナーさんの許可を得てからでないと
勝手な判断はトラブルのもとになる。
プランナーさんはたくさんのパートナー企業の商品を取り扱っており
お客様との長期間のお付き合いの中で様々なバランスを考えて
式と披露宴の進行を司っているからだ。
だから公平性を保った安定したサービスを提供することが出来ていると言える。
ムーブのグループ会社である沖縄リゾートフォトウエディング
シエロ・イ・マーレではBtoC( 法人対個人 )なので現場判断がその場でできる。
直のお客様なので対応次第で不満足なサービスに感じられることもあるだろうし、
期待以上のサービスをお届けすることもできる。
そこが醍醐味でもある。
沖縄でのフォトウエディングは
ビーチでの撮影がメインになるので天候に左右される。
雨天の場合は室内のスタジオやチャペルでの撮影もできるが
やはりせっかく沖縄まで来てビーチの写真がのこせないのは
お客様にとっても残念なことである。
先日、撮影前日にドレスの試着でサロンへお越しになったお客様がいた。
あいにく予報では翌日は雨の確立が高い。
そこで私たちからの提案で、もし良かったら今からビーチの撮影をしませんか?
琉装( 沖縄の民族衣装 )のご予約もいただいていたので
それは明日のメイン撮影にして今からビーチでマタニティフォトを撮りませんか?
ということで急遽ビーチでの撮影が始まった。
お客様にとってはとても想像もしていなかったことなので
「 神対応 」と言って喜んでいただいた。
結果的には翌日もドレスを着てビーチで撮影することができたのだが、
マタニティ、琉装、ウエディングと3つの写真を収めることができて
素晴らしいフォトウエディングとなった。
スタジオに戻って撮った素材を軽くレタッチしてお見せしたら
「 すごーい、すごーい!」の連発。
そうです。
お客様からの「 すごい!」はカメラマンにとって最高の誉め言葉。
これが聞きたくて仕事をしているようなものです。
期待以上のサービスをお届けして、お客様からの
「 すごい!」と「 ありがとう、この店にしてよかった 」と
言われることがBtoCの最高のやりがいだ。
しかし都会の結婚式という現場では時間の制約もあり
「 すごい 」と言ってもらえるほどじっくり時間をかけて写真を撮ることは
現実的にできないとカメラマンからも良く耳にする。
期待を超えたサービスを届けるということは
個人がいくら想いを持っていても
簡単に実現できないものなのかもしれない。
ムーブのスタッフもそのジレンマを抱えている人がいると思う。
しかし逆にチームだからできることもあるだろう。
連携プレーやスタッフ全員での演出など・・・。
本気の結婚式をやっている式場さんはそこをいつも考えているはずだ。
だからパートナーにももっと意見を遠慮なく出してくれというし、ダメ出しもしてくれる。
式場のパートナー企業であるムーブが式場さんと手を取り合って
どれだけ期待以上のレベルの高いサービスを
チームで出来るかを改めて考える機会となった。
最後に沖縄のフォトウエディングムービーをどうぞ。