17
7月
Posted by move_staff

 

 

ミラノの見どころと言えば

ミラノ大聖堂ドゥオモ、ガッレリア、スカラ座などが有名だが

もちろんそこも押さえてきた。

 

ミラノのドゥオーモは世界最大級のゴシック建築であり、

5世紀もの歳月をかけて多くの芸術家によって完成された大聖堂だ。

 

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大聖堂と言われるものはランスでも見てきたが、

それを上回る大きさと存在感にただただ圧倒される。

500年もかけて建築したなんて考えてみたら途方もない事だ。

いくら写真を見ても実物を見ない限り

その迫力は伝えきれることはできないかもしれない。

 

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ドゥオモとスカラ座をつなぐ十字型のアーケードが

ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア。

ヨーロッパ各国の有名アーケードの原型にもなっているショッピング・アーケードだ。

 

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ガッレリア内の床は全面美しいモザイクが施されている。

特に中央部のガラスドーム下の床面には、中央にイタリア王国の紋章、

その周囲にミラノ、トリノ、フィレンツェ、ローマの紋章が描かれている。

 

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その中の一つに一際目立って多くの人々が囲っている紋章がある。

「 牡牛を描いたトリノの紋章 」だが、その牡牛の股間付近にある窪みに

かかとをつけたまま一回転すると幸運を招くと言われており

つぎつぎと皆が回っている。

 

毎日数千人の人が回転しにくるので窪んでしまい

修復を繰り返しても直ぐにまた窪みはできてしまうとか。

 

 

そんな床も天井も建築物もエレガントでラグジュアリーなアーケードを

通り抜けていくとスカラ座にでる。

 

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世界的に最も有名な歌劇場スカラ座は超一流のオペラ歌手や、

ダンサーによるパフォーマンスを堪能できる劇場だ。

 

スカラ座博物館が併設されているので歌劇場を覗くこともできる。

当日は「 前衛的な 」つまりさっぱりわからないダンスのようなバレエのような

パフォーマンスの人達がリハーサルをしていた。

 

折角だから当日に観賞できるものは無いか見てみたが

チケットは売り切れだったので断念。

 

博物館の中を見て回るだけでも雰囲気を感じる事は出来る。

 

 

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スカラ座を後にして次は地下鉄でスフォルツェスコ城博物館へ。

 

今年は、レオナルド・ダヴィンチ没後500年にちなんで各地でイベントが催されているが

スフォルツェスコ城のダヴィンチが手掛けた「 アッセの間 」が公開されているここだけは

絶対はずせないということで並ぶ事覚悟で行ってきた。

 

このお城はミラノにある最大のルネッサンス建造物。

14世紀に権威を振るったヴィスコンティ家の居城を、15世紀半ばにミラノ公爵であった

フランチェスコ・スフォルツァが改築しヨーロッパ内でも屈指の重厚な石造りの城塞となった。

 

 

煉瓦積みの城壁に囲まれていて、ルネッサンス君主の豪華絢爛な居城というより

中世の堅固な要塞の佇まいを感じさせるお城だ。

 

 

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確かに美しいお城ではなく敵からの攻撃を守る為の城塞といった佇まいだ。

 

 

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雨の中、傘をさして1時間程並んだろうか。

隣の女性は雨で結構しっとりとなっている。

良く分からないけどヨーロッパの人は雨が降っていても傘を持たず

濡れたまま歩いている人を良く見かける。

傘を持つ習慣が無いのか?

 

ミケランジェロが死の直前まで彫り続けていたといわれる未完の作品

『 ロンダニーニのピエタ 』をはじめイタリア各地から収集された彫刻や絵画などを

鑑賞できるというこの博物館は元々お城だけにとにかく大きな部屋が沢山ある。

その部屋の天井のアールの曲線とそこに施されたデザインが美しくて圧倒される。

どの部屋も写真に収めたくなる。

さすがイタリアといった感じだ。

 

 

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そしてお目当てのダヴィンチが手掛けた「 アッセの間 」

まるで巨大な樹木で部屋全体が覆われるように描かれ

大樹の中にいるかのような芸術作品。

劣化の修復の為に通常公開はされないが今回は特別に全面公開となっている。

20機ほど設置されたプロジェクションマッピングで

木の枝や葉が描かれていく様子が表現されている。

 

 

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歴史的な絵画と現代の先端技術の融合によって

ただ絵画を鑑賞するだけでなく

動画に変身したヴィジュアルとサウンドで心を揺さぶられる。

 

そして次のコーナーに行くと3Dホログラムの立体映像で

ダヴィンチが身振り手振りで歴史や作品を説明してくれた。

いや~イタリアの博物館は進んでるな~!

3Dホログラムの使いどころを実感した。

 

その他にも楽器や家具、鎧など沢山の展示があり

本当にここは見どころが沢山で並んでまで入場した甲斐があった。

 

とりあえず写真だけでもお見せしたい。

 

 

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ステンドグラスは貴族の紋章なのか?

ヨーロッパの車のメーカーのエンブレムのようなデザインで男心をくすぐる。

 

 

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ミラノは街を歩いていても建築物が美しい。

 

名も無いような建物でも凝った彫刻が施されていて歴史の重みを感じる。

大袈裟な言い方をすれば普通に道路を歩いていても美術館の中を歩いているようでもある。

 

 

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ショップのウインドウには

シンプルで上品なウエディングドレスや貴賓を感じるデザインのケーキ。

ついつい足が止まってしまう。

 

 

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しかし今回のヨーロッパの旅で感じたのは

何処に行っても日本人を見なかったということだ。

パリやベニスやミラノという観光で有名な都市でもそう感じたのは

それ以上に欧米の人が多くてアジア人が目立たなかったのかもしれない。

東京や京都、大阪ではとにかく中国や韓国をはじめアジアの人が多いから

世界中にアジアの観光客がいるイメージとなっていたのかもしれない。

 

そりゃ日本から行くにしてもヨーロッパは地球の反対側だから

時差もあるし日程もかかるし旅費も高い。

EU圏内の人達は陸続きだし通貨も一緒、英語を話せる人も多いし行きやすいよね。

 

 

そしてブログには紹介してこなかったが旅の途中にはアクシデントやいろいろな刺激もあった。

パリでもミラノでも地下鉄の中で演奏して歌ってストリートライブをやっている人達もいて

乗客もそれを普通に受け入れている。

 

女2人組のスリにも地下鉄で遭遇した。

空港や凱旋門ではテロの警戒で自動小銃を持った警官が大勢いて警備にあたっていて物々しい。

そのすぐ近くではストリートでバイオリンを弾いている女の子がいたりする。

 

日本ではほとんど見かけなくなったが、

物乞いをする人や駅やベンチで寝泊まりしている貧しい人も結構いる。

その横をおしゃれなパリジェンヌがさっそうと歩き、

高級ブランドの店の前にはフェラーリが何台も止まっている。

 

多民族が交差するヨーロッパは刺激的だ。

 

こんな中身の濃い旅をすると今までのような単なるビーチリゾートにいくのは

出来なくなるんじゃないか?とさえ思ってしまう。

 

次に一流と本物を求めていく街はニューヨークくらいだろうか?

 

 

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