6月
F1のコースも走ったところで、少々モナコの街を散策。
モナコヴィル(モナコ岩)はいわゆる旧市街地。
坂を歩いて登っていくとモナコ公国の宮殿がある。
モナコの街が一望できるスポットだけに観光客も多い。
旧市街地の路地を入っていくと飲食店やお土産屋さんが並んでいる。
サンドイッチを買って木陰でランチにする。
そこにはモナコヴィルから眺めるモナコ市街地の反対側にある素晴らしい景色が。
ハーバーには大きなヨットやクルーザーが停泊し、オレンジやイエローの
マンション・ホテルが丘の上まで立ち並ぶ様子はまさにモナコを象徴する景色だ。
モナコを後にして次の目的地はビルフランシュ・シュル・メール。
コートダジュールの美しく小さな港町。
モナコの市街地とはまるで真逆、時間が止まっているかのような静かな街。
ギリシャ、ローマ時代から船の寄港地でもあり、フランス貴族の避寒地でもあったこの街は
現在では地中海クルーズの大型船が停泊する港にもなっている。
ジャン・コクトーが愛した街でもあり、コクトーが修復装飾を手掛けた
サン・ピエール礼拝堂も是非立ち寄りたいところ。
が、残念ながら夕方5時で閉館。
外観だけでも写真で納めておこう。
よし、今日はこの街の海沿いのレストランでディナーにしよう!
ということで一旦ニースのホテルまで行き、車を置いてタクシーでまた戻ってきた。
お薦めのレストランもホテルで聞いてきた。
車もほとんど走っていない港町は静か。
沖にはヨットが係留してある。はるか沖にはクルーズ船が停泊。
海も透き通っていて美しい。
海岸線に沿ってオレンジやイエローのかわいいレストランやホテルが建ち並ぶ。
その光景はまるで絵画のよう。
南仏をイメージさせる古き良き港町。
どこを撮っても絵になる。そんな素敵な街だ。
お薦めのレストランに入りテラス席を希望する。
何と言っても目の前の海とヨットを眺めながらの夕暮れ時の食事は夢に描いた光景だ。
シャンパンを傾けながら、地中海で採れたカキやエビなどの魚介料理を頂くなんてなんと贅沢なディナーだ。
フランスではどの街のレストランに入っても若い学生アルバイトではなく
男性がウエーターとして働いている姿が印象的だ。
スーツを着たベテランウエーターは愛想よく料理のタイミングを見計らい
お薦めのワインや料理の事など話しかけてくれる。
マニュアル化されたサービスではなく経験とそのサービス精神によってお客は
トータルな満足感を感じることが出来る。
日本の飲食業はアルバイトによって成り立っている部分があるが、ヨーロッパでは
ウエーターのステータスが確立されている事が想像できる。
シュル・メールの街とディナーを堪能した後はホテルに戻りゆっくり休もう。
明日は朝からイタリアへ移動だ。