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6月
Posted by move_staff

 

 

 

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前回のブログにパリからランスまでの旅日記を書く予定だったが

パリだけで書くことあり過ぎて終わってしまった。

という事で今回はランス編。

 

 

 

 

 

フランスのランスという街は皆さんご存知だろうか?

シャンパーニュ地方といえば分かり易いだろうか?

 

そう、ランスはシャンパンの生産地として有名な街

そして世界遺産都市なのだ。

 

 

 

シャンパンとは簡単に言うとシャンパーニュ地方で採れたブドウを

瓶内二次発酵という手法で造ったスパークリングワインの事だ。

シャンパンと認められる為には生産地だけでなく

製造工程で数多くの条件をクリアしなければならない特別なワインだ。

 

そんなスパークリングの頂点に立つシャンパンのカーブ( ワイン蔵 )を見学するべく

この街までわざわざやって来た。

 

 

パリからランスまでは距離にして150キロ、TGV( 日本でいう新幹線 )で約1時間だ。

パリ東駅は建築物も繊細なデザインが施されていて、いかにもヨーロッパの駅らしい。

 

 

 

DCIM100MEDIADJI_0186.JPG

 

 

パリ東駅02

 

 

 

ヨーロッパで車窓を見ながら鉄道の旅をするのも夢だった。

パリの朝市で買ったキッシュを食べながら車窓を眺める。

これも贅沢なひと時。

 

 

 

朝市

 

 

キッシュ

 

 

TGV01

 

 

TGV02

 

 

TGV03

 

 

 

 

ランスまでは一度乗り換えをするのだが

「 シャンパーニュ 」というそのものズバリの駅があったのね。

「 なんか感動!!」

 

 

シャンパーニュ駅

 

 

 

 

ランスでは2泊するが

ここでの目的はシャンパンのカーブを2件見学し、

ランスノートルダム大聖堂、フジタ礼拝堂、そしてル・ジャルダンでの食事だ。

 

ホテルにチェックインした後、先ずは軽く街を散策。

 

パリもそうだったがとにかく建築物が素晴らしい。

どこを撮っても絵になる。

 

 

ランス風景01

 

 

ランス風景02

 

 

ランス風景03

 

 

ランス風景04

 

 

 

 

今は使われていない昔のオペラ座も。

素敵なデザインにうっとり。

 

 

ランスオペラ座

 

 

 

 

夕方に予約した1件目のカーブはG.H.Matel。

 

ここはこじんまりしたカーブ。

社長自ら案内してくれた。

 

 

 

マテル01

 

 

マテル02

 

 

 

でもフランス語の案内のコースしか予約できなかったので

ひたすら彼の身振り手振りを見るだけ。

 

地下のカーブはひんやりとしていて大量の瓶が台に斜めに刺さっていた。

これはルミアージュという工程で、

瓶口を45度の角度に傾けピュピトルという澱下げ台に並べ

毎日15度位ずつひねりながらボトルを立てて行き、澱を瓶口に集める作業のことだ。

とてつもない作業を人の手で行っている事がわかる。

 

だからシャンパンって高いんだよね~。

 

 

 

マテル03

 

 

マテル04

 

 

マテル05

 

 

カーブ見学の後の試飲はひときわ美味く感じるね~。

 

 

 

 

 

 

2日目はまずノートルダム大聖堂へ。

 

朝は空気もひんやりとして清々しい。

フランスはまだ日本でいうと4月の気候でコートを着ている人も多い。

ホテルから歩いて行く途中もトラム( 路面電車 )が走る街は絵になる。

 

 

 

トラム

 

 

 

 

ランスのノートルダム大聖堂はまずその大きさに圧倒される。

 

 

 

 

ランス大聖堂01

 

 

ランス大聖堂02

 

 

 

フランスにノートルダムと名のつく大聖堂は47あると言われているが、

ここランスのノートルダムは由緒ある特別な存在なのだ。

 

 

ここで少しうんちくを。

 

フランスの最初の王様クロヴィスがランスにて洗礼を受けた事から、

ルイ1世がランスで戴冠式を挙げ、

その後歴代の王様25人が戴冠式を挙げている。

ここ、ランスの司教様から戴冠を受けない限り王様と認められなかった。

 

その為に神の声を聞いたジャンヌダルクが、命がけでランスのノートルダム大聖堂まで

シャルル7世を連れて来て戴冠させるのだ。

そしてこの大聖堂の美しいステンドグラスはシャガールの作品。

 

 

 

大聖堂01

 

 

大聖堂02

 

 

大聖堂03

 

 

大聖堂04

 

 

大聖堂05

 

 

大聖堂06

 

 

大聖堂07

 

 

大聖堂08

 

 

大聖堂09

 

 

大聖堂10

 

 

大聖堂11

 

 

大聖堂12

 

 

大聖堂13

 

 

大聖堂14

 

 

 

観光客もいない教会の中は祈りをささげる信者だけ。

荘厳な雰囲気に包まれる。

 

 

 

 

 

ノートルダムを後にしてお昼はレストランでランチを予約してある。

ブラッスリー・ル・ジャルダンは

ランスの5つ星のシャトーホテルLes Crayèresの敷地内にあるセカンドのブラッセリー。

 

 

シャトーホテル01

 

 

セカンドとは簡単にいうとメインレストランよりカジュアルなレストラン。

お手頃価格でミシュランシェフの料理が堪能できる店なのだ。

実際にランチのコースが4000円くらいだったかな。

 

地元のおしゃれなマダムやビジネスマンも

シャンパンを傾けながら優雅なランチタイムを過していた。

 

 

ル・ジャルダン01

 

 

ル・ジャルダン02

 

 

DCIM100MEDIADJI_0244.JPG

 

 

ル・ジャルダン04

 

 

 

 

 

そして午後は今日もカーブ見学へ。

 

ランスにはG.H.マムをはじめ

ヴーヴ・クリコ、ポメリー、テタンジェなど有名大手メーカーも軒を連ねている。

今日はG.H.マムに英語の案内で予約してある。

そしてマムの敷地内にあるフジタ礼拝堂の見学も欠かせない。

 

 

ここでまた少しうんちくを。

エコール・ド・パリを代表する日本人画家の藤田は1955年にフランスに帰化。

カトリックの洗礼を受けたフジタは「 ランスに礼拝堂を建てたい 」と願った。

その願望を当時シャンパンのメゾンG.H.Mumm( マム )の社長で藤田のパトロンであり、

また教父でもあったルネ・ラルーが叶えてくれた。

 

教会の設計も藤田自身が担当し

漆喰の壁のフレスコ画製作については80歳になっていた彼が自ら描いた。

大聖堂と違い小さな小さな教会だが、

そのフジタの想いと教会の美しさに日本からも訪れる人が多いと聞く。

実際にランスの街で日本人を見かける事は先ず無いが、ここでは日本人に会った。

 

 

フジタ礼拝堂01

 

 

フジタ礼拝堂02

 

 

フジタ礼拝堂03

 

 

フジタ礼拝堂04

 

 

フジタ礼拝堂05

 

 

 

 

 

 

 

G.H.マムは昨日のカーブと違ってさすがに大手メーカー、規模が大きい。

昔使った工具なども博物館のように展示されている。

 

地下のワイン蔵では

昔オートバイのレースをしたことがあるというくらい蔵は続く。

 

 

G.H.マム01

 

 

G.H.マム02

 

 

G.H.マム03

 

 

G.H.マム04

 

 

G.H.マム05

 

 

G.H.マム06

 

 

G.H.マム07

 

 

実はランスは名古屋市と2017年に姉妹都市になっているのだ。

偶然にも市長が2日前にこのカーブに視察に来ていたそうだ。

そう聞くとなんだかランスがもっと身近になった気がする。

 

姉妹都市の為にももっと毎晩シャンパンを飲んで貢献しないとな・・・!

 

 

 

G.H.マム08

 

 

 

次のブログは南フランスニース編だよ!

 

 

 

 

 

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