11月
11月最後の週末も乗り越えウエディングシーズンの峠は越えた。
ちょっとだけ安堵感はあるが
12月もクリスマスまで撮影はいっぱい入っているので気を抜くのはまだ早い。
最近めっきり寒くなってきたので
風邪など引かないように体調管理には気をつけなければ。
新人カメラマンのレポートも第3弾、今回が最終回だ。
今回は「 モモコとクンペイ 」2人の紹介だ。
種市 桃子( たねいち ももこ )さん
大学ではデザインを勉強してきた超元気女子。
「 真面目で謙虚で元気がいい 」というムーブの社風を
最初から身に着けているような女子だ。
中学・高校で生徒会長を務め
積極性をもって自分を高めてきたという彼女は
撮影現場でのパフォーマンスも他の人とは一味違う。
ゲストからお祝いコメントを収録する時。
「 今からお祝いのメッセージを順番にお撮りしますので、
ご協力宜しくお願いします 」と声掛けをしている。
これがまた笑顔でハキハキ出来ているから実に分かり易くて感じがイイ。
後で「 でもなんであんな大きい声で案内してるの? 」と聞くと
「 隣のテーブルの人にも聞こえるくらいの声でアピールしておけば、
皆さん次は自分の所にも回ってくると思い
コメントを事前に考える時間が出来るかなと思って 」
なるほど!そこまで考えてやっていたのか。
新人とは思えない気の回し様だ。大物の気配がする。
しかしこんな彼女も研修中は思い通りに行かず、悔しくて涙したこともある。
頑張れ「 モモコ!」
そしておおとりは、岩見 薫平( いわみ くんぺい )君。
福井からやってきた、理工系映像派男子の岩見君は出来る男だ。
何が出来るかって?
プログラミングもできるし、パソコンも最新のパーツで組み立ててしまう。
今は社内のサーバーを新たに構築している。
こんな事をやれる新人はなかなかいない。
そして映像も大好きだから機材やカメラの知識も相当に持っている。
マイドローンも買ったらしい。
そんな彼は撮影現場ではきわめて冷静。
一番最後の紹介となったが、実は一番最初にカメラマンデビューした。
撮影現場では何が一番大事かというといろいろあるものの、
実は「 冷静さ 」なのだ。
ウエディングの撮影はテイク2が無いからだ。
そして知らざれる彼の凄いところがもう1つ。
私が釣ってきた魚を喜んでもらってくれ、
メバルもイカも鯛も自分でさばいて料理してしまうのだ。
「 社長、昨日いただいた鯛、刺身にして食べました。おいしかったです。」
こんな嬉しい事を言ってくれるのだ。
よくよく聞くと実家が魚屋さんだそうな。
家の手伝いをしていたから大抵のものはさばけるらしい。
これはもうムーブ釣りクラブのシェフに任命するしかないな。
そんなこんなで新卒メンバー8人の紹介をしてきたが、
4月に入社してから1人も欠けることなく
全員がカメラマンとしてデビューしてくれた事が何より嬉しい!
それぞれの担当業務でも着々と力をつけてきている。
そんな彼らも早いものであと4ヵ月すると後輩ができるのだ。
その頃には
「 そんなことでうろたえるな!もっとプロ意識を持ちなさい!」と
後輩を叱咤激励するくらいに成長していているんだろうな。
これからの彼らの成長が益々楽しみだ!