6月
「てんとう虫のサンバ(1973年)」
何十年も歌い継がれた結婚式の定番ソングだ。
“♪あなたと私が 夢の国、森の小さな 教会で結婚式を あげました。照れてるあなたに 虫達がくちづけせよと はやしたて”
そういって新郎新婦にキスをさせる。
その歌詞の時になると私たちビデオカメラマンは、キスシーンをばっちり押さえるべく新郎新婦に徐々に近づいていく。そんな昔の撮影の事を思い出したが、この歌を歌っているのが皆さんご存知の愛知県出身の夫婦デュオのチェリッシュ。
そしてチェリッシュのデビュー曲が知る人ぞ知る「なのにあなたは京都にいくの」だ。
そして今日私は「なぜに私は京都にきたの」。
面白くない前置きが長くなったが(笑)ということで私は京都にやってきた!
最近、お世話になっている方が京都勤務になったりセミナーに参加したりと、京都に来る機会が増えた。6月の京都は修学旅行生がいっぱいだ。ホームにもコンコースにも学生さん達があふれている。ほとんど制服だが、中には私服の学校もあるようだ。
そして京都は観光の街。
世界中の人が集まってくるし、もちろん日本人観光客もたくさんいる。
名古屋では見られない光景や独特の雰囲気が京都にはある。
今日の目的地までは市バスに乗って行く。
京都は地下鉄が少ない代わりに路線バスが充実している。次から次へと来るので思ったより便利だ。車窓からは神社仏閣や観光客の楽しげな姿が目みえるのでちょっとした路線バスの旅気分だ。
そして今日のバスは女性のドライバーさんだ。声をかけて1枚写真を撮らせてもらった。
若い女性ドライバーがこんなでっかいバスを転がしているなんて何ともカッコイイ!
社内アナウンスも「動きます、ご注意ください」とか「次、お降りの方はございませんか?」と優しい心づかいがある。男性ドライバーもアナウンスはあるが、やっぱり女性の優しい感じが伝わってくるね~。
車内にはアジアの観光客らしき人がカップルで浴衣をきて乗っている。
京都では良く見る光景だ。
外国の方は着物レンタルに事前に予約をいれてくるらしい。女性の髪も綺麗にアップしてある。
「ジャパニーズ着物で観光して、いい思い出を創ってくださいね!」
そしてバス停でこんな姿にも出会う。
大きなトランクをひとり2個も持ってこれはお土産かな?
子供連れでこの荷物とは、アジアの観光客もすごいパワーだね。
「こちらの方達も観光・買い物いっぱい楽しんでくださいね!」
打合せが終わってランチは高瀬川沿いのカフェで。
オープンエアーで風が心地いい。
ビールが飲みたい~!けど気持ちをぐっと押さえてアイスコーヒーで…。
この高瀬川に沿って木屋町、先斗町と歩くと風情のあるお店がたくさん立ち並んでいる。
料亭やカフェ、ホテル、結婚式場もいくつかある。
夜になるとまた違う顔になるんだろうなこの街は。
名古屋にも、東京にもない雰囲気のなんともワクワクする街並みだ。
名古屋から京都までは新幹線でわずか30分。
こんなに近くで異国情緒のような独特の文化を肌で感じることが出来る街。
この季節の京都はやさしい風がそよぎ、少しけだるい午後が似合う。
今度は高瀬川のせせらぎの音を聞きながらシャンパンを飲もう!