1月
「突然ですが、明日(あした)結婚します」
唐突なタイトルの月9ドラマが始まった。
タイトルからしてブライダル業界にも参考になる事があるのではないかと思い見てみた。
実は「結婚」というキーワードで全録VTRが自動で録画してくれていた。
役に立つ相棒だ。
このドラマは「専業主婦になりたい女」と「絶対に結婚したくない男」が出会い、
結婚に対して価値観は合わないが次第にひかれ合うというラブストーリー。
今の若者世代の結婚観をリアルに表現している。
西内まりやさん演じる主人公・高梨あすかは人一倍結婚願望を持ち、
夢は結婚したら「専業主婦になること」。
最近は専業主婦になりたいという女性はあまり聞かない。
昔は三食昼寝付きって言葉もあったけど今はもう耳にしなくなった。
新卒の方と面接をしていても感じることだが、今の女性は結婚しても
仕事は続けたいと考えている人がほとんどだと思う。
そして相方役の山村隆太さん演じる人気アナウンサー・名波竜(ななみ・りゅう)は
いま急増中と言われる「嫌婚男子」。
結婚して自由を失い、何より結婚は女性の逃げ場とさげすみ「結婚は絶対にしたくない派」。
今の若者たちの考え方がドラマのなかにリアルに描写されている。
名波竜が「仕事はどうせ結婚するまでの腰掛なんでしょ」と女性をさげすむシーンがある。
今までの日本の社会が女性の社会進出を拒むような仕組みであった為に、
このような考え方の風潮があるのは事実だと思う。
今は待機児童も無くし、育休延長案などの女性の社会進出を促進するために
政府も前向きに取り組みだしたので
徐々にこのような考え方は減っていくのではないだろうか?
男も女も社会で活躍して、子育ても二人で協力してハッピーなファミリーを創っていく。
恋愛や結婚は、めんどくさいとかコスパが悪いなどと言わずに
若者はもっとたくさん恋をしてハートで生きてほしいな。
結婚っていいよ。
ファミリーで社会と関わるっていいもんだよ。
人生が豊かになるよ。
そんな結婚に憧れを持つようなドラマが今後増えてくれるといいなあ。
今、婚活も婚礼業界も協会や自治体を挙げての取り組みが活発にされている。
私たちも婚礼業界に携わっている者として
少なくとも今の若者世代の考え方を良く理解した上で、
彼・彼女たちが婚活や結婚に対してポジティブになれるように
少しでも後押しできることを考えていきたい。
価値観が真逆な男女でも惹かれあって最後には幸せな結婚をする。
このドラマもそんな結末になって欲しいけれどまだ始まったばかり・・・
私としては適齢期の男女の心理をこの番組から読みとることが出来たらと楽しみにしている。
皆さんも良かったら月9ドラマいかがですか?