1月
前回のブログで雪のエピソードを紹介したが、それが今週は現実となった。
東海地方は土日とも雪の予報。
予報とにらめっこしながら対策をとっていたが、120%万全とは言えなかった。
もちろん遠方会場へ行くスタッフは【前泊】をしており万全であったが、
名古屋市内の会場へは到着できるだろうと予測していた。
しかし意外にも雪が夜中のうちに降って、朝5時の段階で
名古屋市内でも一面雪景色となっていた。
レンタカーも、全てスタッドレスタイヤで配車できたわけではなく、
ノーマルタイヤのレンタカーも来ているけれど今日は役に立たない。
しかし吹雪や豪雪の場合も想定はしていたので、
名古屋駅付近の会場へ行く3チームを、朝6時過ぎから車2台で手分けして送っていく。
「いい雪のシーン撮れるといいね。がんばれ!」
皆を無事に送り届け安堵したのだが、しかしドラマはその後始まった。
午後からの撮影で四日市のミエルシトロンさんへいくメンバーがいる。
11時に出発予定だ。
スタッドレス車が配置できなかったが、
午後の挙式なので天気予報を見ながら判断しようという事になっていた。
もうその頃には晴れてきて会社の周りも雪は解けており、
高速道路も通行止めも渋滞もなくノーマル車で行けるであろうという感じであった。
しかし「念のため」という事で私がスタッドレス車で送っていく事にした。
名二環も問題なく走行し、名古屋西インターから東名阪道へ入る。
高速道路もしっかり除雪されており順調に車を走らせた。
「余計な心配だったかな」と3人で話しながら運転をする。
桑名インターを過ぎたあたりから雪がチラチラと降ってきた。
四日市東インターで降りる予定だからもう少しだ。
しかし、ここは御在所の近く、毎年雪が積もるスポットでもある。
すると見る見るうちに雪が降ってきて道路も積雪状態になってきた。
こんなにも状況が激変するものか?
無事、四日市東インターで降りた。
ところが今度は、下道はもっとひどい状況になっているではないか。
20センチくらい積っている。
ノーマル車でここまで来たら確実に立ち往生だ。
撮影にも行けない。それどころかスリップ事故も頭をよぎる。
「この車で送ってきて良かったな~!」3人で胸を撫で下ろす。
四日市駅方面まで行くのに結構坂道もある。
道路は雪のわだちができてデコボコだ。
それがまた圧雪されてごりごりの道路になっており
ハンドルを取られながら車を走らせる。
1号線まで来ても積雪量は変わらず多い。
ロードサイドのカーディーラーに並べてある車には30センチくらい雪が積んでいる。
四日市駅前もこんな感じだ。
やっとの思いで会場に着いた。
プランナーさんたちが玄関先や駐車場を雪かきしていた。
「よろしくお願いしま~す!」
何はともあれ無事着いて良かった。
鬼頭君、大谷さん、後は頼んだぞ!
しっかりといい撮影をしてくれ!
ふたりに後を託して会場を後にした。
1件たりともトラブルがあってはならない私たちの仕事。
前回のブログでも書いたとおり、
どんな状況でも、万全な体制をもって憂いなく撮影に臨まなければならない。
「万が一、念のために」と下した判断が功を奏した一日であった。