年末に忘年会で盛り上がったムーブは１年で一番長い休暇に入った。

結婚式がオフになる年末年始は、皆がまとまって休みがとれる時。

実家に帰省して家族と過ごしたり、子供と一緒に遊んだり、

旅行に出かけた人もあるだろう。

またゆっくり話を聞かせてほしい。

スタッフのそんな話を聞くのがとても楽しみだ。

休暇が終わりに近づいてくると

「あ～もう休みも終わりか、会社に行くのおっくうだな～」

などといくつになっても憂鬱になってきてしまう。

そんな思いを持った人も多いと思う。

子供のころの夏休みの時と何も変わらない。

しかし出社すると、その憂鬱な気持ちはどこか吹き飛んでしまう。

業務に向き合うと何故かすぐにいつもの自分の戻る事ができるのが不思議なものだ。

職場というのは神聖な場所であり、

そこに集まった人たちのエネルギーが

背筋を伸ばしてくれるようなパワーを持っているのだろう。

正月休みは政界や経済界も動かないので

お盆よりも静かで１年で一番平穏な休暇であろう。

テレビを付けてもニュース的なものは少なく、特番が多い。

「2016年の重大ニュース」をまとめた番組を

私は毎年楽しみにして昔から記録にのこしたりしている。

私が印象にのこっているニュースは、

やはりアメリカの大統領選、そして小池都知事が抱えている豊洲移転問題と

オリンピック競技場の問題。いじめと若年層の自殺問題。

そして日本でも起こっている貧困格差社会問題。

特にこの経済的弱者については

少ない年金・医療費負担増など老後の安心に関わる身近な問題だ。

そして経済的弱者はお年寄りだけではない。

20代も30代も40代も広い年代に渡って正社員になれず

年収200万円以下の人がかなり多いと報道されている。

貧乏の負のスパイラルに入ってしまうとそこからなかなか抜け出せないという。

もちろん収入もないから結婚もあきらめる。夢も持てない。

そんな暗い情報を見ると切なくなってくる。

勝ち組・負け組という言い方をよく聞くが、その言葉自体がなにか虚しいものを感じる。

競争社会と成果主義は分かるけど、それのみを追い続けると

社会的モラルに反するような事件や、過労死などの悲しい事故が起きてしまう。

我が社も業績は大事だけれど、まず軸をどこに置くかだ。

私たちの仕事は誰の為にするのか？

どうしたら顧客や社会に貢献できるのか？

私たちは必要とされる価値あるものを生み出しているか？

その答えを年の初めにあらためて考えよう。

売上げや利益が第一に優先されるべきものではない。

私たちが与えられたミッションに忠実に、そして真面目に取り組む企業でありたい。

そうすれば必ずこの１年も成長していけるはずだ。

2017年の日本経済は、しばらくはトランプ大統領の発する言葉に一喜一憂して

翻弄されることになるであろう。

もしかすると貿易摩擦で株が暴落して景気が悪くなるかもしれない。

でも私たちは私たちに出来る事をしっかりやろう。

自社のミッションロイヤリティーに忠実に

良い作品とサービスという付加価値をお届けできるように

この年をムーブオールスタッフでスタートさせよう！

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