12月
還暦のお祝いに、両手で持てないほどの手紙を頂いた。
(詳しくは前回のブログをどうぞ)
みんなからもらった手紙を見ながらゆっくりお酒を飲む。
素晴らしい誕生日の夜となった。
(一度に見るのはもったいない。1日10通ずつ見よう。
60通ほどの手紙をもらったから1週間かけて感動の余韻を楽しもうかな。)
そう思っていたのだが、見ていくと次から次へと見たくなるのが人間の本能。
続けて読みたい気持ちをぐっとこらえて結局3日に分けて読んだ。
女性スタッフが多いせいもあり、かわいらしい封筒が目立つ。
面接の時の事を思い出して手紙にしてくれた人が何人かいた。
「あの時の社長や会社の印象はこうでした。今、ムーブに入って
沢山の仲間に囲まれて楽しく仕事ができて入社して本当に良かったです」
こんなメッセージはやっぱり私にとっては最高に嬉しい。
もちろん私もあなたと同じようにあの時の事を良く覚えていますよ。
辛いこともあるけどガンバってな!…と、一人でうなずいてしまう。
手紙はパソコンで打つテキストと違って
何度も修正が出来ないから、そういう意味でも面白い。
文章にまとまりがなかったり、
この言い回しはちょっと変だけどな?と思うようなところもご愛嬌だ。
彼らしいな。男性スタッフの手紙からも、一生懸命書いた感じが伝わってくる。
このように手紙はいろいろなところに性格が表れる。
殆どの人は手紙を封筒に入れるのだけれど、
便箋を二つ折りにした裸の手紙も二通ほどあった。
このおおざっぱ感がまた面白い。こちらも男性スタッフからだ(笑)
短冊に短歌を読んだものもある。(今度意味を教えてください)
女性スタッフの手紙は繊細でカワイイ。
開くと立体になるポップアップカードや、
ハッピバースデートゥーユーと音楽が鳴るもの(びっくりしました)、
動物の形に折り紙してあるものなど。
わざわざ時間を使って、お店で選んでくれたんだろうな。
そんな姿が目に浮かんでくる。
AP(アシスタントパートナー)の皆さんからも、心のこもったメッセージを頂く。
ムーブのAPさんは離職率が非常に低く
同じメンバーがズーッと勤務してくれている。
「もうお勤めして4年になりますが…」
そうか、もう4年になるのか、ありがたい事だな、と感慨もひとしお。
あらためて陰で会社を支えてくれている皆さんへ
感謝の気持ちが湧いてくる。
このように沢山の手紙をもらって感じたのは、
「自筆の手紙はやはり人の心を動かすものだな」ということ。
私たち還暦世代が中学生ぐらいの頃は
「文通」という文化が当たり前のようにあって、
顔を見たこともない子と文通をしてワクワク心躍らせていた時があった。
今はSNSの時代、携帯ひとつあればいろんなコミュニケーションの手段がある。
ラインやツイッター、インスタなど、使いきれないほどのツールもある。
そのようなものに慣れてしまっているからこそ
自筆の手紙は価値がありもらって嬉しいものである。
あの時と同じように手紙は何歳になっても人の心を素直にしてくれる。
ピュアな気持ちで読ませて頂いたこのお祝いの手紙は
私の一生の宝物として大切にします。