ムーブは全社員カメラマン体制である為、健康管理は非常に大事だ。

病気で休んでも代わりの人がやってくれるとか、

後日にすればいいという仕事ならまだしも、

撮影となれば穴を開ける訳にはいかない。

ブライダルのトップシーズンである10月11月は特にそうだ。

カメラマン手配を担当している鬼頭君は

朝礼の時は「手洗いうがい、健康管理を！」と口を酸っぱくして言っている。

立場上もっともなことだ。

土日にはカメラマンの各会場への手配と機材の配置が綿密に行われる。

カメラの型番や記録メディアの種類、三脚やバッテリー等の多くの周辺機器、

編集用のパソコン、特殊機材、さらにはバックアップ用のカメラやPCも。

1日で70件の撮影があれば到底一人では賄いきれない。

テクニカルプロデュース課のメンバー3人が配置やそのチェックに関わる。

トップシーズンはカメラマンの配置に余裕のある日は殆ど無い。

たとえ風邪をひいたとしても平日に余裕を持って休んでもらい

体調を整えてもらうようにする。

予定していたカメラマンが直前に変更となれば

お客様である式場に迷惑をかけることとなる。

ブライダルの業界に携わっていればどこもそうだと思う。

音響さんも、メイクさんもスチールカメラさんも。

そして何ヶ月もかけて新郎新婦と一緒に準備をしてきたプランナーさんや、

宴を司る司会者さんはその頂点かもしれない。

絶対休むわけにはいかない。

いつもそのプレッシャーがつきまとう。

少し風邪気味になると週末までに完治できるだろうか？

などと、さらに精神的にプレッシャーがかかる。

私にも幾度となくこのような経験がある。

これを解決するには何か良い手はないか？

ムーブでは秋になると手洗いうがいを徹底して行っている。

インフルエンザの予防接種もAP（アシスタントパートナー）さんも含めて

全従業員が受けている。

加湿器も配置して乾燥しないような職場環境にしている。

家族の一人がインフルエンザになったら本人は健康でも出勤停止とさせてもらっている。

通勤時に電車やバスを利用する人はマスクを着用するよう先日の朝礼でも通達した。

それでも従業員が80名もいれば風邪を引く人はいる。

不摂生してなくても風邪をうつされる場合もあるから100パーセント防ぐことはできない。

上記のように入ってくるものを防ぐ予防と、

もう一つ大事なのは病気を寄せ付けない体力作りであろう。

20代のうちは熱を出しても一晩で治ったりするが年齢と共にそうはいかなくなる。

つまり年齢とともに体力作りが必要になってくる。

ジムに通ってしっかりと取り組むのも良いがお金も時間もかかる。

休みの日にフットサルやバトミントンもいい。

でも定期的でなかったりする。

一番いいのは少しの事だけど毎日のように続けることではないだろうか？

という事で私は毎朝１時間歩いている。

今風に言えば「ウォーキング」。

お取引先の70歳台の社長さんが

「自分の健康は自分で守るしかないから毎日歩いている」という言葉に刺激を受けて、

自分もやろうと決めてもう4年になる。

雨の日以外は毎日5時に起きて１時間歩く。

ただのんびり歩くだけでは意味がない。

競歩のように早足で腕を振りながら歩く。

つまり有酸素運動をするということ。

有酸素運動とは体内に酸素が充分にある状態で行う運動の事だ。

適度に呼吸しながらする運動なので、

血液中に酸素が充分にある状態になり、脂肪が酸素と結合して燃えやすくなる。

ダイエットにも効果があるという事だ。

歩く事で腰や股関節も鍛えられるのか、慢性化していた腰痛も改善された。

食欲も出るから朝食もおいしい。

じわっと汗をかいて気持もスカッとするし、朝の時間にゆとりが出る。

一石二鳥どころか良いことだらけだ。

冬の朝５時は当然真っ暗だが意外と寒くない。

放射冷却の前の時間だからだろう。夜明け前は風もなく穏やかな時が多い。

大した運動ではないが毎日続けることが大事だと思っている。

サボリ癖がつかないように休みの日も同じように歩くのがコツ。

人それぞれライフスタイルに合った健康法や体の鍛え方があると思うので、

社員の皆には何でもいいから体を鍛えるという事をひとつやって欲しい。

「今トレーニングしているよ」そう自分の体に言い聞かせる事が、

病気を受けつけない体を作り上げる事になると思う。

ウォーキングは歩くだけというその手軽さが売りです。

誰にでもできて効果も抜群。

有酸素運動の王様「ウォーキング」を私はお奨めします。

Tweet

Pocket